各企業のHPを見ると、「設立理念」とか「当社が目指すもの」というページがある。どれも素晴らしい言葉が並んでいる。

僕はずっとこんな風に思っていた。

「きれいごとじゃん」

「かっこよく見せたいんだろ?」

「本当にそんなこと思ってます?」

以前自分の塾を運営していたとき、塾のHPにはいろんな塾から引っ張った言葉をてにをはを変えたものを載せていただけだった。

ビジョンってなに? なんのためにあるの?

最近そんなことばかり考えています。名著『ビジョナリーカンパニー』にも、長年成長し続けている企業には特徴を持った理念があるということが書かれている。

僕自身にはビジョンというものはない。人生のビジョンも仕事へのビジョンもない。

しかしここ数年で、ある方がいい、見つけたいと思うようになった。企業で働き始めて2年が経ち、自分がやっていることが組織・顧客をどこに導いているのか考えることが多くなってきた。

ビジョンを考える前に

「法人」とは、いろんな理由から法的に人権を認められた組織。人工的な概念。
様々な人間が構成員となった生き物。社長(ブレイン)が描く計画に沿ってサービスを生み出し、お客さんに利益を提供する。

仕事ってなんのためにするのだろう?

給与や昇給などの条件がいいだけで選ぶわけではない。もし社員がそういう基準でしか選んでいないなら、いくつかの企業しか残らず画一的な社会になっているかもしれない。

ビジョンという言葉と相関を持ったのは「社風」という言葉だろうか。

最近ビジョンについて考え始めたのには、採用に苦労しているということがある。

大きい会社ではなく、むしろ小さい会社にこそ企業理念というのが必要なのではないかと思うようになった。

大きな企業は大きいという理由、知名度が高いという理由で選ばれたりする。

小さい会社は差別化できるような魅力がない。そもそも知られていないんだから、実は会社に合う人がいたとしても見つけてもらえない可能性がある。

理念が必要だと思う理由

あくまで偏見はありますが、理念を定める効用はこのあたりでしょうか。

1. 採用時、会社側・志願者双方にとって相性を測るときの指標になる

何を目指す会社なのか、どういう展開をしていきたいのかによってその企業が自分に合っているかを把握できる。例えば、「足立区の企業を元気にする」と「日本の企業を元気にする」という理念では事業規模も変わります。

2. 社員のモチベーション管理

社員は日々の業務をこなす中で自分は何のためにこの仕事をしているのか振り返ることが時折出てくると思います。
営業にはノルマがあります。「来期は120%の売上げ目標を目指す」とか「●●という新規事業を増やす」と言われても、何のための120%なのか、新規事業なのか、よくわからないままやるのと、理念から導かれた目標があるのとでは全然異なるはずです。
会社を拡大・縮小するにあたっても何のために形を変えるのか明確になります。

3. 売上が苦しくなった時にみんなで意思共有ができ踏ん張れる

2と同じ趣旨ですが、苦しい時こそ本来の目的(理念)に立ち返ることで結束を新たにすることができるでしょう。

4. 低きに流されない

景気や流行によってはこれは儲かりそうだという事業が浮かぶことがあります。そんな時にこの事業は自分たちの理念に合っているだろうかと立ち止まることで、本当に必要なものだけを選択・集中することができます。

理念について調べたくなったのでこれからどんどん本やネットを駆使して、あとは様々な企業の人々に話を聞いて、僕がいずれ作る新会社の理念を作る際の参考にしようと思います。

まだ全然わからないことだらけなので、これについてはじっくり記事数を重ねて考えていきたいです。

とりあえず『ビジョナリーカンパニー』を読み返してみますかね。

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ノブトウ

マーケティング職人。サービスを世に広めるのが得意。 元イスラエル兵。26ヶ国をゆるーく旅してきました。 公式プロフィールはこちらから。
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