犬が欲しいけど、子供がいるからやめた方がいいかな
いま犬を飼っていて、将来子供を持ちたい方
いま子供がいて、将来犬を飼いたい方
「赤ちゃんと犬を一緒に育てても大丈夫なのかな?」
こういった疑問にお答えします。
◆本記事の内容
- 赤ちゃんと犬を育てる時に注意すべきこと
- 赤ちゃんが犬と一緒に育つことのメリット
- 赤ちゃんと犬に平等に愛情を注いで育てられるか?
我が家では、7ヶ月の乳児と3歳のトイプードルが一緒に暮らしています。
一緒に暮らすことの不安はありますし、これからも完全にそれを払拭するのは難しいです。
でも、一緒に暮らすことで得られたメリットははかり知れません。
あくまで我が家の経験に基づく話になりますが、これから赤ちゃんと犬と一緒に育てたいと思っている方の参考になれば幸いです。
ワンコも娘もいつも仲良しで、遊ぶときも寝るときもいつも一緒です。
赤ちゃんと犬を育てる時に注意すべきこと
衛生面に注意する
やはり一番気になるのは衛生面ですよね。
人獣共通感染症の種類はチェックしなくてはいけません。
参考記事:人獣共通感染症(ズーノーシス)について知ろう! | ワンちゃんの暮らし
URL:https://www.anicom-page.com/all_education_details?type=14&id=154
★日常生活で注意すべきこと
- エサ皿を床に置かない
- ケージ・トイレは常に掃除する
- こまめに床の掃除する
- 乳児にミルクや離乳食を与えた後は、口元をきちんと拭く
一つ一つは簡単にできますが、これを毎日つづけていくには習慣化する必要があります。
犬のしつけをきちんとする
「ペットはあくまで動物である」という自覚は忘れてはいけません。
不意に本来の動物に戻ることもあります。
そして、見落としがちなのが、赤ちゃんが犬に危害を加えないように注意すること。
いくら赤ちゃんを叱っても通じたり学んだりすることはないので、まずは犬のしつけをしっかり。犬が赤ちゃんと仲良くすればしっかり褒めて、「この子と仲良くすれば褒められるんだ」という意識を犬に植え付けましょう。
- 赤ちゃんと仲良くしたらしっかり褒める
- 赤ちゃんが犬に手を出したらすぐ離して、犬を褒める
- 万が一、犬が赤ちゃんを噛んだときは叱る
- 赤ちゃんの顔に、ワンコが口を近づけたときはゆっくり離す
これも衛生面と同じく、習慣化していくしかありません。
甘噛みや、赤ちゃんの口元を舐めることがあったとしても、慌てず素早く対処することが必要です。
赤ちゃんが犬と一緒に育つことのメリット
イギリスのことわざ『子供ができたら犬を飼いなさい』
犬は命の尊さを教えてくれます。
僕も物心ついた時には犬がいました。僕が幼稚園児だったころにその犬は亡くなりましたが、小1からまた犬を飼いはじめました。自分の意思で飼いたいと家族に頼んで飼いました。犬がいたことで責任感を持てましたし、学校で辛い時があった時にはよく二人で散歩に出て、話しかけたものです。そして亡くなった時には火葬をして、庭に埋めました。命の尊さを学びました。
先ほどのイギリスのことわざはこのように続きます。
「子供が生まれたら犬を飼いなさい」
子供が赤ん坊の時、子供の良き「守り手」となるでしょう。
子供が幼年期の時、子供の良き「遊び相手」となるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き「理解者」となるでしょう。
そして子供が青年になった時、
自らの死をもって子供に「命の尊さ」を教えるでしょう。
以下の記事から引用しました。犬と子供が仲良くしている写真がたくさんあって、癒されます。
参考記事:『「子供が生まれたら犬を飼いなさい」言葉の意味がひしひしと伝わってくるような20枚の写真
』
URL:https://sekach.com/inu-kainasai/
親のストレス緩和にもなる
日中は妻が娘とワンコの世話をしているのですが、「子供だけと一緒にいるよりもワンコもいる方が一点に集中しすぎない」と言います。
ベビーシッターとまではいきませんが、妻が在宅ワークで忙しい時にはワンコは娘の相手をしてくれます。
犬がいれば子供にとってもいい刺激になります。
アレルギーの予防になる
これは一部の論文に書かれているもので、絶対に正しいことかはわかりませんが、紹介しますね。
参考記事:『犬が人間のアレルギー抑制? ペットとの接触で意外なデータ』
https://dot.asahi.com/aera/2015071600040.html?page=1
- 旧国立成育医療センターなどが、広島市の約1万人の小学2年生の保護者にアンケートした研究発表(2006年、日本アレルギー学会)によると、生後1歳までに犬と生活していた子どもにはアトピー性皮膚炎の発症リスクの減少が見られたという。ただし、猫の飼育では発症リスクが増加した。
- フィンランドのクオピオ大学病院の調査結果(12年、米小児科専門誌に発表)によると、犬を飼う家庭で育つ乳児は、感染症や呼吸器疾患にかかるリスクが減り、抗生物質を投与する回数も少なかったという。
いかがですか? 感染症や怪我のリスクはありますが、それ以上に犬を飼うことで得られることが大きいと僕は思っています。
赤ちゃんと犬に平等に愛情を注いで育てられるか?
我が家で気をつけていることは、赤ちゃんと犬を平等に扱うということです。
娘が怪我しないように気をつけるだけではなく、犬が怪我しないようにも気をつけています。
犬が娘に嫉妬をしないように、娘と遊ぶ時には必ず犬も一緒に呼んで三人で遊ぶようにしています。
海外旅行、娘の検診の時などは一緒に行けなかったりして、ワンコを両親に預けることはありますが、そういうものを除けば家にいるときも外出するときもいつも一緒です。犬が入れないお店には滅多に行きません。
ペットは家族の一員です。これは言葉だけではなく、実際に行動に移したいですね。
まとめ:何があっても覚悟を持つこと
例えば、犬が赤ちゃんの目を踏んだら即失明です。これが一番怖いかも。あとは腹部の圧迫。
考えるだけで恐ろしいです。これらの多くは正しいしつけで防ぐことはできますが、突発的に起こるものでもあります。
いま娘とワンコは仲良く暮らしていますし、病気やアレルギーはありません。しかし、今後のことはわかりません。
もしアレルギー等で一緒の空間で暮らせなかったら・・・実はこれについて子供を作る前から話をしています。
これはお金がかかることですが、それに耐えうる資力を計算しています。
「そんなの一部の人しかできないじゃん」と言われたら、そうかもしれませんねと答えるかもしれません。
どちらかの両親が近くに住んでいたらしばらくはサポートしてもらって、アレルギーの緩和を見てまた一緒に暮らすことなどもできます。やり方はいくらでもあるはずです!
犬は賢い生き物ですね
子供が生まれてもうすぐ半年が経ちます。
娘と愛犬(パクチー)は仲良しです。
おもちゃを取り合ったり、よく一緒に寝ます。
僕ら大人の身体の上は平気で踏むけど、娘の体をきちんと避けて歩きます。
パクチーは普段おとなしい犬ですが、お客さんが娘に触ると、「このやろう!触んじゃねえ!」と言わんばかりに攻撃的になります。
母性なのか父性なのか兄貴分肌なのかよくわかりませんが、犬って賢い動物だなと。
今は人間3人・犬1匹の暮らしですが、今後もっと大きな家族にしていきたいです。みんなで成長できたらなと思っています。
今回の記事がこれから犬を飼おうと思う人の背中を押せたら嬉しいです。
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