こんにちは、ノブトウです。
前回の記事で、なぜオンラインサロンは流行らないのかについて説明しました。
せっかくコミュニティに参加するからには、より使える場所になったほうがいいですよね?
今回の投稿では、運営者だけではなく、参加者でもすぐに使える活性化ノウハウについてご紹介します。
≫前回記事:『巷のオンラインサロンが流行らない5つの原因』
前回の記事のまとめ
- オンラインコミュニティの①発展の歴史
- 【活性化を阻む5つのハードル】
- ハードル1:立ち上げ時のコンテンツ不足
- ハードル2:新規ユーザーの獲得
- ハードル3:コミットメント不足
- ハードル4:参加不足の壁
- ハードル5:行動規則
今回は、『コンテンツの充実』について述べます。
1.どのようにコンテンツを増やすか?
オンラインコミュニティのコンテンツ(投稿)制作はこの2者。
- 運営者が作る
- ユーザー(参加者)が作る
前者は、サロン運営者、運営幹部。
運営者がコンテンツを提供するのは当然なんですけど、問題はあります。
100名以上のコミュニティにおいて、コンテンツを全て運営側でまかなおうとすると、最低4人は必要です。
他の問題として、発信主・受信側の関係が固定しがち。教える側、聴く側で固定されると、聴く側は積極的に発言できなくなります。学校の授業と同じ。
以上の理由から、ユーザー(参加者)が作るコンテンツ(UGC)を増やすことは必須になります。
※UGC…user generated contents
1-1.UGCを加速させるコツ
前回の記事で参照した『Building Successful Online Communities』、『キーパーソン・マーケティング』という本で、
「ユーザーに『自分ゴト』と認識させる」ことの重要性が説かれています。
人数が増えると、反応までの時間はどんどん遅くなります。
人数と反応時間は正比例の関係にあります。
これはどういうことかと言うと、人が増えると「誰かが答えてくれるだろう」という意識が働くからです。
特に日本人は自己主張する、割り込むことを苦手とするので、遠慮してそのままコンテンツが膨らまずに流れていきます。
集団授業での質問投げをイメージしてもらえたらと思います。誰かが答えるだろうと思った時点でその話は頭から消えていきますね。
1-2.相手、時間を指定する
一番手軽で確実な方法はこれです。
・普段から投稿において、メンションする(@名前を付ける。Facebook内機能にあるので便利)
・「●●について」「いつまでに」という内容と時間を決めて、情報提供を促す。
実際にこれもデータがあります。
【ソース:映画レビューの投稿の本数縛り】
以下は、あるグループで運営主が参加者に映画レビューについて投稿を依頼したときの実験です。
依頼数(左)・結果(右)
・沢山お願いします……5本
・8本お願いします……7本
・16本お願いします……12本
・32本お願いします……16本
・64本お願いします……12本
【結果】32本までは順調に伸びています。
64本だと、ユーザーは「無理だ」と思って、本数が減る。無理のない範囲で、かつ具体的な数字(内容)を伝えて投稿を促します。
これは、部下にタスクを設定するときと同じですね。適切な量を振らないと良い結果は得られないということです
このほか、
・「どなたかご存知の方、お願いします」
という曖昧な表現では、参加者は自分ゴトにならず、コミットが減るということがわかっています。
数量、人物を指定することで参加を促すことができるので、ぜひ皆さんやってみてください。
運営者、コアメンバーは即レス・オールレス
参加者の立場で想像してみてください。
オンラインサロンというのは気軽に参加できるけれど、もともと縁が薄い人たちの集まりです。となると、
サロン立ち上げ〜初期は、大してメンバーが集まらないので、熱量に欠けます。
投稿をするのにはとても勇気が入ります。心理的ハードルが高い。懇親会なり、個別のメッセージなどで結びつきを強めておく必要があります。
さらに、投稿してくれたら、即レスをして
というのも、反応がなくなるというのが一番危険な状態です。一つでもコメントが入った投稿には、他の人もコメントを書きやすいです。
そういう状況を作るためにも、運営者は即レスをしていきましょう。
実際に、僕がサロンに入った時も最初は運営者の方ばかりが「勉強になります」「なるほど!●●ということですね」とか簡単なレスでいいので、何か反応がないと次の投稿をしようという気になりません。
これは運営者としてめっちゃ疲れますが、運営者がインフルエンサーでない場合は、一番有効な方法です。即レスでコミュニケーションを円滑にするのが一番です。
これからオンラインサロンを立ち上げる、参加する人はぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
今回の記事は以上です。
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