SNSでアルバイトを採用するノウハウ

ビジネス戦略・営業

こんにちは、ノブトウです。

今回は自力でアルバイトを集めるコツをお伝えします。

募集をかけても、なかなか人材が定着しないことって多くないですか?

意外かもしれませんが、twitterをうまく使えばあなたの仕事に合うメンバーを集められます
その理由と具体的な方法についてご紹介します。

バイト集めの実績

東京に来てからは、アルバイトメンバーの募集は知り合いを除けばウェブのみです。特にtwitterで集めたメンバーは特に辞めくいので今回ノウハウを紹介することにしました。

これまで集めたメンバー

  • 教材会社のテスト作成(4人)
  • 学習塾のマーケティングサポート(4人)
  • アフィリエイト・個人サイトのライティング(3人)

就職で辞めていった人はいますが、途中で辞めた人はいません。

先日こんなツイートをしました。

自営の頃からアルバイトを集めるのに苦労したことがない。コツは人手が必要になる前から細く長く関係を作っておく。ポイントはお金にまつわる有益な情報をシェア。人手が足りない時に声かけるとみんな助けてくれる。自分で情報を咀嚼できる人だけに声をかけるので選別も終えている。winwinです

結論からいうと、以下の3点を意識してtwitterでバイト候補と繋がることが重要です。

  • (1)自社ビジネスに合うスキルを持っている層と相互フォローになる
  • (2)バイトが必要になる前から種をまいておく(メリットの提供)
  • (3)自分の仕事に対する真摯な姿勢を伝える

従来の採用方法は2つ(知人、求人サイト)

SNSが普及する以前の採用方法は、この2つしかありませんでした。

一般的なバイト募集

  • 知人を誘う
  • 求人サイト、情報誌に広告を出す

この二つには、採用後に大きな違いがあります。

知人を誘う

求人サイト

信頼の強さ

×

短期間で集める

×

採用できる数

×

やめにくさ

×

知り合いを誘う場合、お互いのことをよく知っていますし、ある程度スキルをわかった上で採用するのでスムーズ。さらに、いきなり辞められるなど不義理をされることは少ないです。

しかし、いざ人材が必要となった時に人数は望めませんし、短期間で集めることはできません。知り合いの数なんて限られていますからね。

SNSでしか伝えられない採用者の人物像

基本的に求人サイト・情報誌で募集すると、条件目当てに応募する人が多くなります。給与面だけで飛びついて来る人もいます。

他に伝えられる情報が少ないので、仕方ないんです。情報量もレイアウトも決まっている。

求人サイト等は全て金太郎アメみたいに画一的な情報にならざるを得ません。

ここに何が足りないかわかりますか?

求人サイト(情報誌)では、バイトを募集している『あなた』という人を紹介することができないんです。

誰と働けるか?という職場の雰囲気は伝えられません。

これが、求人サイトの一番の欠点。

長期でしっかり働こう、自分に合った仕事を見つけたいと考えている人は、「どういう仕事」を選ぶよりも「誰と仕事をするか?」を重視します。

これって、大企業の場合はあまり重要で張りません。多少のミスマッチを計算して多めに採用するわけです。ブランドがあれば優秀な人からの応募もある。言葉を選ばずに言うと、当たりを1人採用できれば、5人ハズレを引いても十分採算が取れます。

これは正社員だけでなく、アルバイト採用にも言えます。

反対に、中小企業では採用のミスは命取りですよね?

求人サイト・情報誌では誰と働くかの情報を伝えられない。SNSには劣ります。

延藤の知り合いの成功事例

twitterでうまく採用している方のアカウントをご紹介します。

僕がオンラインサロンでお世話になっている学習塾経営者・山本先生のアカウント

@weedc2020

本垢とは別に採用のためのアカウントを作っていて、ここから教室を任せるスタッフを見つけています。

塾業界はブラック企業が多いです。
夜の仕事であることから働きにくい環境で苦しんでいる人が多く、また子供を人質に取られて過剰労働させられることもよくあります。
山本氏は、そんな業界を変えるために動いているグループがあるのですが、その中心人物です。

メリットと新しいスタイルをアピールすることで採用しています。
・ICTを使った最新スタイル
・社員に副業を勧める自由さ
・社員の大きな裁量権の付与など

今後こういった事例は増えます。個人事業主、小さい会社の方が個性をアピールできるので、SNSを使った採用では有利に働きます。

「知り合いを誘う」と「求人サイト」の中間にあるのがtwitter募集

ここまでの話をいったんまとめます。

twitterで集めるメリット

  • ①欲しい人材の能力から絞り込める
  • ②人柄がわかる
  • ③給与条件だけでなく人柄や仕事内容で選ばれる

この中で特に重要なポイントは、ターゲット(バイト候補)を絞れることです。

具体的なtwitter採用のやり方

冒頭に書いた内容を改めて書きます。

結論:
(1)自社ビジネスに合うスキルを持っている層と相互フォローになる。
(2)バイトが必要になる前から種をまく
(3)自分の仕事に対する真摯な姿勢を書く

(1)バイト見込み層と相互フォローになる

まずはここからスタートです。しかし、ここで失敗する人は多いと思うので、念入りに書きますね。

ターゲットの絞り込み

スタッフとして採用するのは、相互フォローになっている人だけです。これは絶対ルールなので覚えておいてください。

まずはフォローされなければなりません。フォローされるには欲しい層がメリットと感じることを書かなければなりません。

僕が実際にやっている流れを書きます。

僕が欲しい人材は

  • ある程度高校範囲の学習内容を把握している
  • リモートでOK。
  • 確認テストの作成や、問題の誤植のチェック。ミスが少ない人。
  • 口が堅い人

高校内容の勉強ができる大人って意外と少ないんですよね。高校生を採用するのは問題がある。そこで、僕は社会人受験生を狙います。

能力以外にも社会人受験生をバイトに誘う理由はいくつかあります。

・社会人になって改めて受験勉強をする⇒まじめ
・勉強に対してモチベーションが高い
・受験勉強で時間を取られているので、通勤の発生する仕事はやりに食い
・短時間で働ける仕事が欲しい
・社会人受験生同士はtwitterで横のつながりを持っているので、仲の良い人を紹介してくれる

お互いにメリットが大きい。

メリットを提供する

受験生向けの数学情報を流しています。

数学の勉強法や実際に問題を解いて見せることもあります。(実績、権威性をアピール)

さらに、社会人受験生の生活・目標設計についてのツイートもします。

こんな感じです。

さりげなく「人手が足りなくて困る」、「もっと多くの人にサービスを届けたい」という内容を呟くと、DMで応募の連絡が来ます。
反対に『この人は!』と思う人がいたらこちらから声をかけることもあります。

専門分野がない場合

「数学なんて無理。ちょっと特殊すぎないか?」と思った方はいるでしょう。別に専門分野に特化した発信をしなくても大丈夫です。

たとえば、お金・時間の節約術について発信するのはいかがでしょうか?

僕は知り合いベースで自分のグループを作っていて、小口投資の案件の紹介をしています。

有益情報をシェアしつつ、読者からの質問内容を見て、「この人鋭いな」、「知り合いの企業が募集してたな」というときは声をかけています。これは僕には紹介料は入らないのですが、いい人を紹介したら僕のコンサルを受けてくれるのでトータルではwinwinです。

重要なことは、安いお得情報で釣るのではなく、相手のレベル・ニーズに合わせた情報を共有することです。

節約術の参考アカウント

お金について発信するときに参考になるアカウント。こちらのアカウントのフォローしましょう。大きな儲け話はありませんが、「稼ぐ前に支出を減らす」というコンセプトで発信されています。

(2)バイトが必要になる前から種をまく

これはテクニックというより、心構えです。

必要になってから頑張っても無理

twitterで集めるというのは、つまり、『あなたと働きたい』と思う人を集めることです。条件でも待遇でもなく、あなたの仕事・あなたの人柄に惹かれる人を採用するためにtwitterを使うのです。

だからいきなりいい人がtwitterで見つかることはありません。

いよいよ必要になってからスタッフを募集しても遅いのです。日常的にフォロワーにメリットを提供しつつ、あなたの働きぶりを伝えることが必須です。

プロフィールに『現在募集』と書いてはいけない

多くの人が犯しているミスなのですが、『スタッフ募集中』とは書かない方がいいです。

僕は一度も「スタッフを募集している」旨はプロフィールには書いたことがありません。

見せ方の問題ですが、やはり「募集中」とは書かないほうがいい。

なぜか?

仲良くなっていないのにプロフの言葉に飛びつくような人は、単に仕事を困っているだけの人です。お金のない人です。目下仕事に困っている人は大した能力がない可能性が高い。

さらに、募集中というのは人手に困っていることをしているようなもの。足元を見られる可能性があるし、「バイトが急に辞めるほど嫌なことがあったのかな?」、「この人ずっとスタッフを募集しているけど、人が集まらないのだろうか? ブラック?」と見られる可能性が高い。

通常のツイートに募集している旨を書くのはありです。この場合も、自分のフォローにだけ伝えるように書きましょう。『広く誰でも来てください』ではダメなのです。

↓こんな感じです。

さっきのツイートと似ていますが、ちょっとアピール度を高めています。でも下手(したて)に出ない。

SNSのプロフに『スタッフ募集中』とアピールしないといけないほど採用に困っているなら、求人サイトに広告載せる方がいいでしょう。

(3)自分の仕事に対する真摯な姿勢を書く

さて、最後のポイントです。

『この人のもとで働きたい』と思わせるにはどうすればいいか?

これが一番難しいですね。狙っちゃうと途端に胡散臭くなるし(信念アピールとか?)、

たとえば、このツイート見て、いいなと思いました。

  • 営業電話という最も過酷な業務に隙間が生まれる
  • 『ちゃんと面倒見てくれる職場なんだな』と思う

コツは、正直なところを書くことです。変なアピールは不要。

あと余談ですが、文章では下ネタは不要です。キャラや雰囲気と相まって面白い。文章でしかも単発になりがちなSNSの文章で下ネタは伝わりません。
特に女性に嫌われます。女性に伝わりやすいかを基準に置いていれば、男性相手にもマイナス点を受けることはありません。

まとめ

今回の記事では、twitterを使ったアルバイト採用について書きました。

上記の3つを意識してつながりを保ちつつ、タイミングが合うときに声をかけてみてください。

SNS上で繋がりが増えて、発信が日常的になれば採用のチャンスが生まれます。

採用に困っている人はぜひやってみてください。お金はかかりません。

余談:実は集客にもつなげられる

教材作りや塾講師募集を目的として、社会人受験生にアプローチしていると書きました。

社会人受験生は塾にも通いにくいし、予備校に所属するのは時間的にも難しいことがほとんどです。

仕事に興味が湧くと同時にうちの塾に興味が湧いてそのまま入塾いただくケースもあります。

というわけで、

  • 数学に困っている人⇒塾に誘導(集客)
  • 仕事が欲しい人⇒バイト紹介(採用)

という両面から人を集めることができます。

これもコツは『生徒募集中です』と書かないこと。興味を持つように誘導すれば自然と問い合わせは増えます。

有料級の情報発信をしたら、さりげなく「うちの塾では当然できる」をアピールして、営業につなげています。(このツイートした日に2件問い合わせがありました)

塾に問い合わせにきた⇒でも料金が払えない⇒バイトに誘う

この逆もあります。さらに、ここから横のつながりで紹介ももらえます。

こういうこともtwitterなら可能になるのです。SNS採用ってすごくないですか?

ぜひ活用ください。成功事例を共有して欲しいです。それではまた。

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