- 友達と縁が切れやすい。
- 気づいたら学校や会社で孤立していた。
こういうことってありませんか?
これって、起こらない人には全然起こらなくて、起こる人には頻繁に起こる現象です。
だからなのか、『孤独になるのは、性格の問題だ』と思っている人が多いかもしれません。
いいえ、全く違います。
結論をいうと、あなたが孤独になっているのはメリットを提供できていないからです。
孤独になりやすい人は、周りにメリットを提供していないor所属する「層」がズレていることに気づいていない気がする🤔
ネットを使えば様々な層と関わり合える。価値観、志が近い人はいくらでも見つかる。自分を殺して身近な人たちと上手く付き合うことに腐心するくらいなら、畑を変えるが正解です🌾— ノブトウ (@nobutou) May 30, 2020
この記事では、あなたが孤独になる原因とその解決策を提示します。
これを書いているノブトウの人付き合い
ツイート見てもらったらわかるかもしれませんが、刺々しい口調ですし、物事をはっきり言います。あまり人に好かれるタイプではありません。
でも、①メリットを提供する、②提供できる場所に身を置くことによって、大人になってからはぼっち状態になるということは一切なくなりました。
メリットを提供する限り、人は優しく接してくれます。最初はメリットありきでも、その中から性格や価値観が合う人も見つかります。
正確な数字は分かりませんが、おそらく人の何倍も人付き合いが広いのではないかと思います。深さはともかく(笑)
ひとは自分にメリットのある人間としか付き合わない
ひとはみんな自分にメリットのある人間としか付き合いません。冷たく聞こえますが、事実です。
あなただってそうだから。意識するしないはともかく。
人が感じるメリットとは
「メリット」というと、杓子定規で冷たい響きですが、何をメリットと感じるかは人それぞれです。
以下、代表的なメリットを並べてみます。
お金・情報・機会
これはわかりやすいですね。
たとえば、水商売の女性って、売上に貢献してくれるおじさんには超優しい。おじさんは金銭(メリット)を提供しているので、彼女から見放されることはないわけです。おじさんだって、商売だから優しくしてくれてるとわかっていても(男はみんなわかって通う)、少なくとも一人ぼっちになることはない。
これは極端な例ですが。
仕事だってそうですよね。お金、仕事の機会、情報が得られるという思惑・期待のもとに人は他者と繋がろうとします。
もちろん仕事上で知り合った人とたまたま趣味が合うということはあるかもしれません。とはいえ、よほど親しい友人にならない限り、メリットなしでその付き合いが続くことはあり得ません。
保険的なメリット
現在はメリットがなくても、困ったら助けてくれそうだから人から縁を切られないという場合もあります。
たとえば旧友が医者、弁護士だった場合、そんなに連絡は取らないけどずっと電話帳に名前は残っていることはあると思います。あなたは無意識のうちに彼らのメリットを期待していると言えます。
逆の立場で考えてみましょう。いざという時に人を助けられる資格・スキルをあなたが持っておくと、人から縁を切られる可能性はぐんと下がります。
一緒にいて楽しい
もっとマイルドな例を紹介します。
愚痴を聞いてあげる、他者を褒める人はメリットを提供しています。話を受け止めて承認してくれる人は手放すということはありません。
逆に、少なくともあなたの意見を否定する人は避けますよね。たとえその意見が真実であっても、それをメリットとして相手が捉えなければ縁が切れていきます。
価値観、目標が近い
価値観が同じというのは、それだけで話をしていて心地よいですよね?
これが何のメリットになるのかというと、先ほど書いた「一緒にいて楽しい」と趣旨は似ています。
さらに、目標が同じ人がいれば、困難に立ち向かうときに励みになります。
たとえば、あなたがブログで稼ごうと思ったとき、なかなか上手くいかないことが多いです。でも同じくブログで稼ぎたいと思って執筆頑張っている人がいたら繋がりたいと思いませんか?
ここには情報共有のほかに、志が近い人と繋がることで目標達成の苦しさ・孤独を紛らわすというメリットがあります。
このほかにも性欲が満たされるという即物的なメリットで相手との関係を保とうとする場合はあります。(「やらせてくれる」という理由で男から求められている女の子っていますよね? 虚しいだろうけど、少なくともぼっちになるわけではない)
ほかにも例を挙げたらキリがありませんが、ひとと付き合うときは意識する/しないに関わらず必ずメリットが存在します。
あの人の意外なメリット
こういう風に書いてみると、自営業者、経営者の人脈が広い理由もわかりますね。
やはりお金・情報・機会を得られるからです。
反対に、会社員の場合は、他者と繋がっていても実際に自分に直接的なメリットが返ってくることはないです。だから会社員の人付き合いが狭くなりがちというのもメリットという言葉で説明がつきます。
(組織にいる人こそ人脈を持つべき理由はたくさんあるけど、長くなるので今回は書きません)
太鼓持ち、ごますり
太鼓持ちになれるのであれば絶対になった方がいい。
よくいるじゃないですか。権力者にすがる。ひとによって態度変える人が多い印象があるので、僕はあまり好きではないのですが(笑)
でも権力者にとっては、太鼓持ちは必要な存在です。権力者はすでにお金を持っているので、お金がモチベーションにならない場合があります。
自分から「お金持ってます」ってアピールしにくいですし、褒められるわけではない。物欲には上限があります。反対に、承認欲求は枯れない。
となると、いかに自分の自尊心や自分が特別であるかを認めてくれる人を必要です。
というわけで、太鼓持ちというのは、権力者にしっかりメリットを提供しているのです。
いじめられる人が一人ぼっちにならない理由
いじめられやすい人って、いじめる相手と付き合いを続けますよね。
何で逃げないんだろうと思ったりしませんか?
いじめられて感覚が麻痺しているという可能性も十分あり得ますが、たとえ自分を虐めてくる人であっても、ほかに付き合う人がいなければそこにすがってしまうのかもしれません。
完全な孤独状態よりは、虐められても人と付き合う人の方が多いんじゃないでしょうか? そうじゃないと説明がつかないことばかりですから。
いじめを根本的に解決する方法
いじめる方もいじめられる方も、実は相互に相手に依存していると言えます。
いじめる側を叱っても意味がないんです。いじめられている人は、また別のいじめっこの元にいってしまう。
いじめる側をどうするかよりも、いじめられている人が自分の花を咲かせられる場所を見つける必要があります。
そうしなければ、根本的な解決になりません。
居場所を見つけてあげるためには、その人がメリットを提供できる場所まで導いてあげる必要があります。
まとめ:孤独にならないためにやるべきことは二つ
目指したらダメ!無害人間
人に嫌われないように努めると、自分がなくなります。言いたいことが言えず、どんどん当たり障りのないことを言います。
でも、当たり障りのないことって誰かのメリットになりますかね?
あなたの性格がどうだろうと、考え方がどうであろうと、あなたがメリットを他者に提示できなければ、あなたの周りから人は少しずついなくなります。
それが嫌なら、まずは自分が他者に提供できるメリットは何か?を考えましょう。
1.今日からできるメリット提供
まだ何もないというのであれば、今から作っていきましょう。
一例を紹介します。小さいように見えて、これだけで人にメリットを提供できます。
- 何かに詳しくなる。
- SNS・ブログで情報発信する
- 目標を語る
まずは自分の好きなことを掘り下げるのがおすすめです。そのうち、同じ趣向を持った人を引き寄せることになります。情報を発信していれば、あなたと繋がりたいという人は増えていきます。
繋がる人が増えれば性格的に合う人も出てきて、友人も増えていきます。好循環。
逆説的ですが、メリットを提供することで、メリットを意識せずに付き合える人と繋がれるわけです。
2.メリットを提供できる場所を見つける
冒頭に引用したツイートを再度掲載します。
孤独になりやすい人は、周りにメリットを提供していないor所属する「層」がズレていることに気づいていない気がする🤔
ネットを使えば様々な層と関わり合える。価値観、志が近い人はいくらでも見つかる。自分を殺して身近な人たちと上手く付き合うことに腐心するくらいなら、畑を変えるが正解です🌾— ノブトウ (@nobutou) May 30, 2020
この記事で僕が一番言いたいことは、実は、二つ目です。
メリットをどう提供するかを考えるよりも、実は、いま自分がメリットを提供できそうな場所を見つける方がうまくいきます。
「人間関係=身近な人間」という小さな枠で考えてしまうと、その中でどうかしないといけないと焦ります。焦ったところでそもそも噛み合っていないんだから、何も提供できるものは見つかりません。
でも、今の時代、ネットさえあれば未知の世界の人とも繋がれます。噛み合わない人なんて無視すればいいんですよ。あなたがメリットを提供してさえいれば、あなたを放っておかない人はこの世界にたくさんいます。
先ほどの話にまた戻りますが、彼らと繋がるためにもやはりメリット提供できる何かを持ちましょう。
ここで「層」と書いたのは、グループとは概念が異なるから。グループは具体的だし、さらに構成員の縦横の人間関係ができている。
そこではなくて、共通項があるなど、より抽象的なまとまり(層)にアプローチしていくことがオススメという意味です。説明難しいですが。— ノブトウ (@nobutou) May 30, 2020
「どういう人と繋がればいいか?」を考えたときに、この「層」という捉え方はおすすめです。
年齢が近い、趣味が一緒、出身地が同じ、読む本に共通点がある、目指す目標が同じ、などなど。
「層」というのがわかりにくかったら、「タグ」でもいいです。共鳴し合う人たちと繋がりましょう。
さて、今回の記事では、孤独になる理由、孤独にならない方法についてご紹介しました。
いま身近な人間関係において孤独で苦しんでいる人たちが、外に向けて行動できる一歩になれたら嬉しいです。
今回の記事は以上です。
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