今回は僕が1年前に会社で降格を受け、それからリカバリして、大きく飛躍した話について。

ひと昔前なら、降格って、キャリアでの大きな痛手ですよね。

特に、終身雇用のあった時代では、それだけで生涯賃金に何百万、一千万円以上の差が生まれていました。

しかし、現在は違います

降格になっても、自分の動き次第で、QOL(生活の質)や収入も上げられます

今は、キャリアに縛られない働き方が重要になっている時代。

一例として、僕のこの一年の経験をご紹介したいと思います。

降格になった当時の状況と心境


僕が降格を言い渡されたのは、2018年の最終営業日(12/28)でした。

その2週間前、2018年12月中旬に第一子が生まれ、幸せの絶頂・・・しかし、産後退院直後に重病が見つかり緊急入院。その二日後が降格を受けた日。

12/14 娘誕生
12/26 娘の病気が見つかり、緊急入院
12/28 仕事で降格を言い渡される

余談ですが・・・

 

この前後、12/27、12/29にブログを書いていました。いま読み返してみると、いかに自分の気持ちが冷え切っていたのかがわかります(苦笑) ブログって人生の記録になりますね。

 

●12/27:娘の病気が重病だと知った時

≫『娘に先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)が見つかりました。

●12/29:前日に降格を受けて、仕事を辞めることと家族を守ることに悩んでいた夜

≫『とりとめのない夫婦の会話が生まれる場所

 

妻はずっと病院で寝泊まりして、僕も年末年始はずっと病院通い。

家族全員が疲弊し、先がわからない中での降格。仕事でも認められない。大きな失意を抱えていた。

何でこんなに悪いことばかりが続くのだろう?

僕の2018年の幕引きは、大きなマイナスで終わりました。

降格になった理由と辞めなかった理由


果敢に攻めて失敗もいくつもしたし、人間性の問題は多々あっただろう。

詳しくはわからない。

命じられたわけでもなく毎日ずっと残業、自主的な休日出勤。徹底して仕事を最優先に生活をしていました。

数値、製品開発に大きく貢献した自信があったので、呼び出された時は『昇給の話かな?」と思っていたくらいでした(笑)

だから、「え!?本気で言ってますか?」という言葉しか浮かばなかった。

辞めようと思った。

今の会社に入るまではずっと自営で過ごしていたし、会社を辞めてもやっていく自信とキャッシュフローはあった。

しかし、当時はタワーマンションのローンの審査中!

すぐに辞めるわけにはいかなかった。

今となっては、結果的に残ってよかったと思える。

というのも、その数ヶ月間で僕は新たな学びを得て、家族との時間の充実、収入を一気に増やしたからだ。

降格になって反省を試みる

今後のために反省を試みた。

ノートに、自分が間違った可能性がある項目を挙げて、さらにそこから「Why, How」を重ねて、自分の動きを振り返った。

最終的に整理すると、この三つの問いに帰着した。

  • もし他の人だったら僕以上の成果を出せていただろうか?
  • 僕がもっと周りに忖度していたら会社はもっと成長し、お客さんに価値を提供できただろうか?
  • この会社、会社に関わる人たちから得られるものは取り尽くしたか?

これに関しては、全て明らかにノーだと判断した。

だから反省はしなかった

その代わり、働き方、接し方を切り替えることにした。より削ぎ落とす

お客さん、会社、自分、僕の家族にとって、もっとも良い動きにする。それ以外は捨てることにした。

腐らずにできることをやる

僕のジブン働き方改革は、以下だった。これらを徹底した。

・個人の成果を重視する
・泥臭いことは今以上にやる。
・自分の生活・キャリアを最優先。余るソースがあれば会社にも分ける

具体的に変わったこと

・会社での時間・・・仕事が終わると必ず1番に帰る。業務外の社内コミュニケーションは聞き流して、一本でもお客さんのコンタクトを増やす。
・家族との時間・・・何よりも優先する。有給休暇は徹底して使い、家族のイベントや遠足を増やした。海外旅行にも2回も行った。
・それ以外の時間・・・個人の勉強、スキルアップを高める。

降格になってスキルが伸びて収入が増えた


生産性を上げて終業時刻まで頑張り、さっさと帰宅する。家族との時間を重視する。

と言っても、四六時中一緒にいるわけではないし、子供は21時には寝てしまう。

というわけで、夜の時間は暇になってしまった

僕が会社員として自社に提供できる価値は限界に来ていると判断した。

いや、むしろ僕が思っている以上に評価されていないから降格されたのだ。見当違いな追加投資はやめて、僕を必要とする人に余った時間を投資し始めた。

そこで、会社の業務とは無関係のウェブマーケティングの勉強をどんどん進めた。個人でお客さんを見つけてはサービスを売ってきた。

今では会社から得ている給与を超す対価を得ている。

というか、これ以上やると、読書の時間が減るので受注をやめているくらいだ。1日2,3時間の作業で同額ということは、4倍も価値がある。

大いに自信もついた。

この好循環の最も大きな要因は、自分の得意なことでお客さんに価値提供をしていること、だと思っている。

意図せず会社にも価値を還元

じゃあ本業のサラリーマンとしての仕事をおろそかにしているかというと、そんなことはない。

まるで意図していなかったが、個人のウェブマーケティングの仕事が、所属する会社にも良い影響を与えている。

ブログ、オンラインサロンで有益な情報を発信しているんだけど、顧客・読者が、僕の所属する会社の商材に興味を持ってくれて問い合わせが増えた。

結果的に会社にも良い影響を与えられた。

提供できる価値が上がったと思える。

塞翁が馬とはこのことかもしれない。

私生活・キャリアで追い詰められた状態から、個人として成長できた。小さいながらも腐らずに自らのスキルを高めることでできた一つの達成だと思っている。

これからのキャリアアップは一直線ではない

伝統的な大企業ならともかく、中小企業に勤める人は、何度も転職することになります。

海外ではこれが当たり前です。

例えば、アメリカだと、4つの職業を渡り歩き、15回の転職をするそうです。

本田直之さんのほんに、キャリア形成と自分の好きな生き方のバランスについて紹介されていました。

引用します。

選択肢の1つとして私が提案したいのが、あえて昇進を受けない「ポジティブディーモーション(前向きな降職)」です。昇進と全く真逆の道を選ぶということです。昇進で得られるものはありますが、次のステップに行くために、あえて断ることで得られるものもあるのです。
(中略)もし、あなたがノマドライフを実践したいと思うなら、昇進する能力があっても断る、自由に生きるためにはそういう選択肢もあると心に留めておいた方が良いでしょう。同時に、時間と場所に縛られない新しい働き方を選択したら、もしかしたら今まで通りの秋には望めなくなると言う現実を理解しておくのです。
いずれはちゃんと稼げるような仕組みを作っていかなければなりませんが、最初に(昇進を断ると言う選択肢もあり得る)と受け入れる準備をしたら、もっと身軽になります。全てを得ようとすると、全てが得られなくなる。
『ノマドライフ』本田直之

≫過去記事:『ノマドの聖典・本田直之『ノマドライフ』を読んでノマドの意味を再考』


副業禁止に素直に従うことの危うさ

会社だって一生を保証できるほど長く生き延びられない。

あなたの努力ではどうにもならないことはたくさんある。

給与以上の仕事を提供することは必要だが、契約に決められた以外の時間をどう使うかはあなた次第だ

プライベートな時間を自由に使わせてくれないというのは、いわば不作為の強制だ。プライベートな時間も働かされているのと変わらない。むしろ、スキルの資産が貯まらないので大きなマイナスでしかない。

今だに副業禁止の会社があるし、素直に従っている人はほんとバカですよ。一生の保証もできる仕組みもない相手に、自分の自由を差し出している。

何があっても自分で責任を取らないといけない厳しい時代です。常識や原則から外れたルールに盲目に従ってはいけません。

自分で生きる術を身に付けましょう。あなたとあなたの家族を守れるのは、あなただけです。

今回の記事は以上です。

おすすめの記事