読書が行動につながらない3つの理由『レバレッジ・リーディング』本田直之

書評・読書の実践

どうも行動するブロガーのノブトウです。

僭越ながら、僕は読書によって行動を変え、そのおかげで自由な生活を送ることができています。複数の収入源を持つこと、安定した収入を得ながら長期の海外旅行に出る、こういったことも本を読んでなかったらできませんでした。

僕は外山滋比古、本田直之、佐藤優の3名から強い影響を受けて、彼らの読書⇄行動のシステムを学ぶことで本の内容を実践に変えてきました。

一方で、友人知人から読書についての悩みを受けます。

読みっぱなし、読んでも活用できない、どういう内容だったかすら覚えていないという内容がほとんど。

こういう方に読んでほしい

  • 読書はしているがどうも行動につながらない。
  • 心踊ったけど、最初の一歩をどうすればいいのかわからない。
  • 本を読んだ直後は行動するのに、その後気づけば過去のものになっていた。

ということでお悩みの方。

3つの原因

  1. うまく咀嚼できていない(抽象化⇄具体化)
  2. 目的を解決する!という意図を持って読んでいない
  3. どんなに感動しても時間が経てば忘却していくことへのリスクヘッジができていない

ざっとこういう原因があります。

1.に関しては、そもそも本が頭に入っていない場合は読解力の問題や前提知識の寡多によるものなので、根本の改善が必要かもしれません。

2と3で困っている人は、この『レバレッジ・リーディング』を実践すれば、本を行動に結びつけられます。

著者・本田直之さんってどんな人?

前回の記事に詳しいプロフィールが載っています。
【書評 vol.2】ノマドの聖典・本田直之『ノマドライフ』を読んでノマドワーカーの意味について再考した

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本田さんは毎日1〜4冊、年間400冊以上は本を読んでいるそう。しかも朝風呂に浸かりながら読むそうです。

時間がないから本が読めない?

本書冒頭『はじめに』にはこういうことが書かれてあります。

「読者が大事なことはわかっているけれど、忙しくて読むヒマがない」という答えが帰ってきます。
しかし、これは私に言わせれば、まったく逆です。本当は、
「本を読まないから時間がない」
のです。

この一文を読んで僕はこの本を即レジに持っていきました。「本で得たことを実践して、まずは仕組みを作ることを意識する」という姿勢は本田さんから学びました。

本を読んで仕事を豊かにし有意義に過ごす時間を増やすことで、どんどん本を読む意欲が高まり、本を読む時間が増えていきます。

「大成する人というのは、その時点の収入額にかかわらず、人生全体を視野に入れた上で、人生での総収入を増やすためのお金の使い方をしている」
ーー『千円は拾うな』安田佳生

レバレッジ・リーディングは読書ではない

「レバレッジ・リーディングはそもそも読書ではありません」(P119)と本田さんは言います。

本田さんが常におっしゃるのは、リターンを得るために本を読もうということです。

同じことをしているようでも、結果を出せない人、10のリターンを得る人、100のリターンを得る人という違いが出るのは、「レバレッジ」(てこ)を意識しているかどうかの差だと本田さんは言います

「どんな投資より確実な投資は自己投資である」(中略)
将来大きなリターンが欲しいなら、自分に投資しておくべきです。株なら某路かうするkともあります。しかし読書なら、大抵は何かしら得るものがあるはずです。勝ち負けで言えば、勝つほうがあと雨滴に多いという珍しい賭けなのです。

第3章:戦略的に読破する

一見非常識な読み方

  • 目的を明確にする
  • 制限時間を設ける
  • ダメな本はすぐ捨てる
  • 余白にどんどん書き込む
  • 表紙をはぐ

多読に慣れた人はこれらを当たり前に実践する一方で、「本を大切にしよう」と考えて本を汚すことができな人がいます。

本を大切にするとは、物体としての本(冊子)を綺麗に保つことではありません。

特にビジネス書の著者が読者に求めているのは、いかに自分のノウハウなどが他人に実行されるかです。
紙はあくまで媒体であり、中身(情報)とは別物と考えるべきでしょう。

レバレッジメモを作ろう

これは僕も実践しています。

ノブ作成のレバレッジ・メモ

こんな感じでばちばちテキストデータでまとめます。(一部引用が多い場合やレイアウトが必要な本はWordで)

紙に打ち出したものです。

やり方

1. 本が溜まってきたところで、まとめてテキストエディタでA4紙に手打ちする。
2. 印刷した紙を常に持ち歩いてマメに読む

基本的にはこれだけ。これだけなんです!
(より詳しいポイントについては本書を参照)

僕は時間をかけすぎていた!

・テキストを打つときは何も考えずいつもWordを使っていた

・自分用メモだから一言一句記述通りに打たなくて良い
・ボロボロになったらまた印刷すればいい

いろんな小さなプラスチックファイルを用意していましたが、必要ないんですよね。

形式にこだわり、時間をかけすぎていました。小説を読み返すとか、文章トレーニングとは違います。

行動にコミットすればいいので、形式よりも素早さや簡素さを重視すべきですね。

こんな簡単そうなことですら本を読まないと気づきません。

この『レバレッジ・リーディング』のおかげで僕は何十時間という作業時間をすでに削ることができました。あらためて本はリターンの高い投資だと気づかされます。

まとめ:脳はびっくりするほど忘れやすい

脳はどんどん忘れていきます。

感動したり、ワクワクしたポイントも、再度読み返すまでは忘れていたりします。かといって同じ本ばかり読むわけにもいきません。

目的意識を持って今の自分にとって必要なところをまとめて頭に何度も刷り込ませないといけません。そうなるとメモを取って、さらにそれをまめにインプットし直すしかありません。

本を行動に移すって大変なことかもしれませんが、地味な作業をコツコツやることで必ず手に入れられるノウハウです。

皆さんも本田さんのやり方とレバレッジメモを活用して、読書を行動につなげてみてください。

それじゃまた。

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