「自由に生きたい。でも、(   )だから・・・」

この(   )に当てはまる部分が僕らの生活を蝕んでいるものと言っても過言ではありません。

貯金がない、方法が見つからない、家族がいる、稼業を続けないと・・・などいろんな答えがあると思います。

「そもそも自由な生活ってできるの?」
「一部の人の特権じゃないか?」

自由に生きている人を羨む気持ちで自分に腹が立つこともあります。僕も以前はそうでした。

先日読み直した、『モバイルボヘミアン』(本田直之、四角大輔共著)に自由に生きるヒントが書かれていたので、ご紹介します。

本記事はこんな人にオススメ

  • いま組織の中でもがいている人
  • 人生を自分の手に取り戻したい人
  • 誰かに人生を支配されていると感じている人

モバイルボヘミアンって?

(P3)
モバイルボヘミアンとは、「仕事のために生きるのでは無く、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方」のこと。
・mobile:移動式の、機動性のある
・bohemian:自由本能な、古い慣習に囚われない人

「ノマドワーカーとどう違うの?」

という疑問が出ますよね?

本田さんはノマドの先駆者と呼ばれていましたが、「ノマドワーカー」という言葉が、『カフェで仕事をすること、オフィス以外で仕事する人』というライフハック程度のものとして使われるようになったことに(たぶん)うんざりしていたようです。

そこでモバイルボヘミアンという言葉にしたようです。

POINT
  • ノマドワーカー・・・どこにいても仕事ができる人
  • モバイルボヘミアン・・・上記に加えて、「仕事とプライベートの境がなくなってきている状態」

を指すという説明があります。でも、これも前著『ノマドライフ』のノマドの定義と実はほとんど変わりません。

たしかにいつの間にか、ノマドという言葉はひとり歩きしてチープな意味で使われてることもありますね。
ということで、ノマドを再定義したのが、モバイルボヘミアンです。

会社員だった二人だから言えること

この本の中で本田直之さん、四角大輔さんは、自分たちが会社員だった時の話をしています。

本当にすごい実績を上げているので、その時点で「特別な人だからできたんだよ」と思う人もいるかもしれませんね。

ひと昔前のモバイルボヘミアンは一部の天才だけだった

以前、エッセイ『遠い太鼓』を当ブログで紹介したことがあります。

80年代後半に村上春樹さんがヨーロッパを転々としながら、小説を書きながら生活をしていた頃の記録です。
一昔前は一部の天才しかそういう生活ができませんでした

過去記事:『遠い太鼓 〜先駆的ノマド作家・村上春樹が過ごした80年代〜

今ではちょっと探せばフリーランスで自由な生活をしている人も見つかりますよね。

格安航空(LCC)の登場で国同士を行き来しながら生活していることも簡単になりました。

二人が強調していることは、「自由に生きる方法を本気で考え抜くこと」。

そして、自由になるための考え方と、自己投資と、モビリティを活かす方法を覚えること。この三つが必須だと言います。

時代が急速に変わっている

テクノロジーの進歩、副業の解禁、スキマ時間にできる仕事を紹介する仕組みの構築など、これらの変革によって、僕ら普通の人でも自由に働く(お金を稼ぐ)ことができることが増えています。

たとえば、前述の村上春樹さんの『遠い太鼓』の中に編集者が原稿を取りにくるシーンがあります。
他にも、劣悪なイタリアの郵便事情を憂慮して、わざわざイギリスに行って手紙を送るなど。
いまでは考えられないことです。いまならLINEで送りたい相手のトークにファイルをドラッグしたら終わりです。さらに相手が見たかどうかもわかります。

文章を書くのだって早くなりました。写真だって撮ったその場で加工して、相手に共有できる。

一昔前は全部外注したり、特別な技術が必要でした。

現在の身分・常識に縛られて、できる/できないを決めるのはもったいないです!

気づいたら「あのとき始めていればよかった」と思うことが増えるに違いありません。

人生に置き換えると、今、この瞬間に「これができなきゃ」とか「あれができなきゃ」ということは実はどうでもいい話で、今この『モバイルボヘミアン』を読んだあなたが、来るべき時代に自分がどうなっていたいのか、を考えて実行していくということ。
それこそが、自由を掴むために大切なことなのだ。

自分が考える自由について、マジでのたうち回るほど考えなければ、具体的な方法は出てきませんね。

僕らはすでに自由の扉を開くツールを持っている

「僕らはすでに自由の扉を開くツールを持っている」と、本田さんは言います。
あなたが見ているこのブログを見ているツールがそうです。

iPhoneと、それに付随する仕組み(アプリ、プラットフォーム

これらは、我々をあらゆる制約から解放してくれるツールになります。

日常の多くの作業は、iPhoneで置き換え可能です。アプリの進化で、置き換えられる範囲はもっともっと広がっていくはず。

僕らを縛る4つの制約からの解放

ここからが本ブログのメインテーマです。

ここで質問です。ぼくらはなぜ自由に働けないのか?

僕らを縛る四つの制約

  • ①時間
  • ②場所
  • ③会社
  • ④1つの収入源

これら四つの中で、これは絶対に折り合いをつけるべきものがあります。

それは、③会社です!

なぜ「仕事に行く」と言うとき、「職場に行く」が一緒なのか?
なぜ副業はご法度なのか。
同じ時間に始めて、仕事が終わる時間がそれぞれ違うのか?
なぜ長く勤めているだけの人の方が給与が高いのか?

さまざまな疑問が浮かびます。

ここがうまくコントロールできれば、他の3つの制約からもまとめて解放されることができます。

会社員の不自由さ

僕は20代まで自営と旅人とやっていたので、会社に入ったのは31歳の時です。ずいぶん遅いです。

僕の会社はいわゆるベンチャー企業なので自由度は非常に高いです。なので余計に友人知人の話を聞くと、かわいそうだなと思うことばかりです。

そもそも、20代の頃はそういう話ばかり聞いていたので、就職する気すら起こらなかったのですが・・・。

自己コントロールできない人のためにルールがある

同じ場所で仕事をしなければならないのか。

会社にいないとできない仕事ってずいぶん少なくなりましたよね。接客、ものづくり、高度な情報を扱うことを除けば、ほとんどの仕事はだいたい可能になっています。

でも、会社、オフィスがなくなることはないでしょう。

なぜか?

ずるいことするやつらが一定数いるからです。そいつらを上手く回すためにルールは存在します。

法律だって同じです。普段刑法なんて気にすることはありません。でも、守れない奴がいるから存在します。

もちろん会社のルール・慣習には、仕事を円滑にするためのルールや、判断に迷ったときの指標になるルールもありますが、本当のところは。

結局わりを食うのはやる気のある稼げる社員です。

でも全体での最適化ができている、中・大企業では、なかなか効率の良いルールを見出すことはできません。

できる限り会社と折り合いをつける努力をする

個人にできることはこれです。自分の意思はきちんと会社に伝えましょう。

会社員と会社は雇用契約上の関係です。主人と奴隷ではありません。家族でもありません。法律上は対等です。

むしろ、クビを一方的に切れない会社の方が大きなリスクを負っています。

意思を伝えて融通してもらうには、上長・経営陣にそれが言えるだけの仕事をしなければなりません。

時には俺を特別扱いしてくれという場合もあるかもしれません。

会社がその要求を認めることのメリット、認めないことによるデメリットを天秤にかけて、お互いにうまくいく方法を考えましょう。

会社といっても、操縦している人も動いている人もみんな人間ですから。

まとめ

『モバイルボヘミアン』に書かれている最重要ポイントは二つです。

POINT

①iPhoneやアプリを駆使し、モビリティを上げる。場所と時間にとらわれない動きを実現する。
②四つの制約を確認する。特に、組織からの自由は必須。

会社との付き合い方の攻略法を見つけましょう。特に所帯が大きくなっている会社では仲間を集めてから交渉する方が有効な場合があります。

自分の貢献度も確認しましょう。

「給与あげてくれ」、「好きな場所で作業させてくれ」、言うだけなら簡単。

あとは個人の働き方・生き方を追求する。

いきなり全てができるわけではありませんが、少しずつ準備していく以外に道はありません。

四角大輔さんもおしゃっています。

モバイルボヘミアンは「だれもが目指せる」が「すぐにはなれない」

本書には、モバイルボヘミアンになるやり方がフェーズを追って紹介されています。

ぜひご一読ください。

それではまた。

このほか『モバイルボヘミアン』には、以下の内容が書かれています。興味のある人はぜひ。

「身軽に、自由に生きたい」という、だれよりも強い想いが全てのはじまりだった。
それぞれ住みたい場所は決まっているのに、現地にはやりたい仕事はない。
だから、どうすれば好きな場所で生活しながら、好きな仕事ができるのかを考え抜き、気が遠くなるほどたくさんの、試行錯誤と創意工夫を打ち続けた。
ーー海外就職とは違うスタイルの模索(P43)

旅するように生きるために不可欠な、「お金の魔力からの解放」、「2つのスキルの会得」時て、次に必要なのは、いよいよ「発信力」だろう。(中略)
今は、マニアックであればあるほど、ブランドとコンテンツの価値が高まる時代だ。
ーーー「SNS×マニアックメディア」(P138)


おすすめの記事