ラーメン富士丸神谷本店の大盛りに挑んだ同僚の末路

日常のこと

どうも。ラーメンばかり食べて妻から白い目で見られているブロガーのノブです。

本日は、東京都北区にある「ラーメン富士丸神谷本店」にお邪魔しました。

ずっと行きたかったお店です。やっと体験することができました。

さっそくレポートしてみたいと思います。

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決戦は金曜日

ずいぶん前から同僚に誘われていました。僕はもともと二郎系が苦手だったのですが、最近食べられるようになり、ある時から無性に行きたくなりました。

  • めっちゃ並ぶから夜遅くなる
  • 食べすぎると翌日の仕事に差し支えるから休みの前日

ということで、2週間以上前から9/21(金)に決めました。

ラーメン富士丸は、二郎系?富士丸系?

もともとはラーメン二郎の直営店だったそうですが、現在は独自ブランドで経営されています。神谷本店以外にも西新井店があります。最近では派生店も増え、「富士丸系」とも言われています。

店内には二郎だった頃の名残りがあります。

富士丸神谷本店へのアクセス(行き方)

地図

電車⇒徒歩がお勧め

東京メトロ南北線の志茂駅と王子神谷駅のちょうど真ん中あたりにあります。

  • 志茂駅から徒歩9分、あるいは王子神谷駅から徒歩10分。
  • 赤羽駅からだと東口乗り場から57番バスを使って「北車庫前」で降りれば目の前に見えます。

バスよりも歩く方がオススメです。行きはともかく帰りはお腹いっぱい過ぎて運動がてら軽く歩く方がいいでしょう。

仕事を終えて三人でいざ出陣

我々3人は志茂駅から徒歩で向かいました。

あいにくの雨模様。僕はひそかに「ラッキー。今日は人が少ないかも」と期待していましたが、店に近づくに連れて、傘の集団が見えてきました。

最後尾について、人数を数えたら24名。これでも少ない方だとか。(手前の人物は僕です)

店の看板

待ち時間

お店に着く、19:46。
店内に入る、20:55。
席につく、21:10。
食べ始める、21:30。
食べ終える、21:45。

日によっては、食べ始めるまで2時間以上はみていた方がいいです。

並んでいる面々を見るとツワモノが多そうでしたが、麺の量がべらぼうに多いため回転率が悪く、なかなか前に進みません。

雨が降るなかみんな楽しそうに待っています。

黒烏龍茶が飛ぶように売れる

飲店舗備え付けの自販機には黒烏龍茶が多く並んでいます。珍しい。持ち込み自由です。

一本180円の黒烏龍茶が飛ぶように売れていきます。

濃厚なラーメンを食べながら、あるいは食べ終わって飲む黒烏龍茶は最高です。ぜひみなさんも飲んでください。

1時間ほど待って店内へ

外で70分待ってやっと店内へ。店内に入ってもまだしばらく待つことになりますが、ここで注文です。

メニュー

ラーメン

  • 富士丸ラーメン¥850-(定番ラーメン)
  • 国産ブタメン¥1,150-(肉増しラーメン)
    ↑↑↑オススメ
  • 大もり¥200-

トッピング

  • ゆで玉子¥80-
  • やさいまし¥60-
  • 生玉子¥60-
  • ブタカスアブラ¥30-

富士丸は二郎系では珍しく、野菜増しとアブラが有料です。というのもここの麺はめちゃくちゃ多い!
おそらく野菜増し増しを頼んで食べきれなかった人が多かったのではなかろうか。

ちなみに「ちょいヤサイ、ちょいアブラ、ニンニク」は無料サービスです。というか、これでも十分すぎる量なので、気をつけてください。

麺の量

大もり・・・普通のラーメン屋の4倍くらい
普通・・・普通のラーメン屋の2倍くらい
少なめ・・・普通のラーメン屋の大盛り
麺半分・・・普通のラーメン屋より少し多い

大もりはよほど自信がある人以外はやめた方がいいです。

今回僕は「麺半分」にしましたが、それでもなかなかの量でした。(美味しく食べるにはいいくらい)

列に並んでいるときに店主が麺の束を鍋に放り込んでいるところを垣間見たのですが、まるでメデューサの生首のように見えました。

こんな感じで。ちょっとひるみました。

僕とAさんは麺半分。Bさんは大もりを注文。(全員、国産ブタメン)

満面の笑みのBさん

(この日彼の笑顔を見た最後の瞬間でした。。。)

神谷本店・店内の様子

店内はこんな感じです。(モザイク加工)

カウンターが6人、座敷テーブル3つ(各4人)。

実はどこに座るかって重要です!

座敷だとお腹が圧迫されるのでかなりきついです。

必死に己と闘う高校生

大もりを頼んだ高校生の集団が苦しそうに食べていました。
最後の肉一口がなかなか入らず、3分くらい器から肉をつまんでは降ろしてというのを繰り返していました(笑)
繰り返しますが、初めての方は大もりは避けましょう。

謎のプリクラ


壁にたくさんのプリクラが貼られています。10年以上前のものがほとんど。

「横浜洗濯機」ってなんでしょうね。
( ˙-˙ )

席に着いたら


何年にもわたって油がのっているのか、店員さんが拭いたばかりのテーブルはややヌメってます。
水とおしぼりとレンゲはセルフです。生卵は先にくるので割っておきましょう。あと黒烏龍茶を用意。

いざ実食!

20分ほど待ってラーメンが出てきました。手前二人が麺半分、奥のBさんは大もりです。

わかりにくいですかね?

じゃあ大もりをアップ。

どーーーん

国産ブタメン・大もりはインパクト大。周りのお客さんも(たぶん常連)も「こいついけんのか?」って感じで見ていました。

ドスのきいたビジュアルです。

プルプルと揺れる肉たちが「お前、覚悟できてんのか? はぁん?」と挑発してきます。

これは野菜増しではないので、知らない人は「なーんだ量は普通の二郎系じゃん」と思うかもしれません。

甘い!

食べたことある人はご存知かと思いますが、野菜増しは大して苦しくないです。ほとんどモヤシですから。

この国産ブタメンは、野菜増しなしでこの量です。強烈。

濃厚な油と醤油

僕は麺半分なのでマイペースで味わって食べます。

まずはスープを一口。

うめー!!!口全体に広がる濃厚な醤油と油。

次に、肉をひとくち。

肉うまー!なんだこれ、すごい。

そして、麺をすする。

極太!歯ごたえ十分! 濃厚スープとからんで喉をしっかりと通過して食道に降りていくのがわかります。

生卵は絶対に買うべし


生卵は絶対に頼んでください!

肉の味が濃厚すぎて2/5あたりで若干きつくなってきます。

生卵につけていってください。絶品。

店内にも案内がありました

繰り返しますが、自信がないなら大盛りはやめておけ!自信があっても初回は大盛りは避けよう!です。

びっくりするほど量が多いですから。

ちょっとここで話題を変えます。

てんこ盛りラーメン攻略法

二郎系を代表とするてんこ盛りラーメンを食べるときに使えるテクニックをご紹介します。

「テクニック使ってまで食わんでもええやん?」という思う方もいるかもしれない。

はい、確かにその通りです。

でもね、正直食い切れるかわからないけど増し増し頼まないと気が済まないってときあるんですよ。あなたも二郎系に触れたらわかるはず。

そんな方は以下の2つのテクニックをお勧めします。

肉は早めに食べる

肉が最後になると、きついです。終盤戦に差しかかると、肉を口に入れた瞬間にウッとくる。そうならないように早めにがっつきましょう。

天地返し

スープの下から麺をひっくり返して野菜の上に持ってくる。

お好み焼きを焼くときの要領です。

時間が経つに連れ、麺はスープをどんどん吸ってゴワゴワになります。なので、先に麺を食べるのです。

Bさんの天地返し

・・・見た目は良くないですね。うーん、仕方ないんですよ。これやらないとめっちゃ苦しくなるので。
(二郎系の常識は、一般の非常識と言っていいかもしれません)

まとめ

というわけで、食べ方をまとめますと、

  1. 麺を野菜の上に持ってくる
  2. 肉を早々に食べる
  3. 麺を食べる
    ここまでは勢いよく食べましょう。満腹中枢がアラートを出す前にガツガツ食べるのです。
  4. 野菜を食べる
  5. スープはお好みで

てんこ盛りラーメン攻略法は以上です。

ぜひご活用ください。

無事三人とも完食!

さて、話を我々の食事風景に戻します。

僕とAさんはゆっくり食べて15分くらいで食べ終わりました。

そして、大もりに挑むBさんを見守ります。

ちなみにAさんも大食漢ですが、Bさんのヘルプに入る可能性を考えて麺半分にしていました。

Bさんの豪快な食べっぷり

Bさんは24分かかって完食!

3分で全ての肉を食い尽くし順調に飛ばしていたが、10分経った頃から失速。

最後の3口に5分くらいかかっていました。それでも無事にBさんは食べ終えました。

これは食えないだろうと思っていたので驚きました。Aさんと一緒に感動しました。

死闘を終えたBさん

Bさんは苦しそうに店から出てきました。

まるで15ラウンドを闘ったボクサーのように。

Aさんと僕は、介抱するようにBさんの隣を寄り添いながら志茂駅まで行き、そこで別れました。

店主の笑顔

僕らにこのお店を教えてくれたのはうちの会社の社長なのですが、社長いわく「大もり頼んで残す奴は、店主から二度とくるなという視線を浴びせられる」とのこと。

僕らが出るとき、店主は素敵な笑顔を向けてくれました。思わず「美味かったです!」と大きな声で伝えました。

顧客満足度の高さ

一見すると、このラーメン屋は儲かっているように見えるかもしれません。

途切れることのない行列。一杯1000円以上。

しかし実際に食べてみると、全然高いと感じませんでした。

手間や技術のわりにおそらくさほど儲かっていないと愚考します。量が多く回転率も悪い。

あのチャーシューだけで500円くらいするんじゃないかな。あれだけの量を出して千円ちょっとというのは、破格です。顧客満足度が高くリピーターが多いというのもうなづけます。

今これを書いている時点では4時間ほど経ちましたが、写真を見ながらすでに「また食べてぇー」という状態です。

複数客に親切なお店

あと、複数で訪れる客に親切です。二郎系のラーメン屋って友達といっても席が離れることがほとんどです。さらに食べ終わった人から出て行くように促されます。
(これは賛否両論あるかと思いますが、富士丸では全員食べ終わるまで何も言われませんでした)

閉店は24時。前述の当社社長から聞いた話だと、並んでいる人がいれば時間を過ぎても食べさせてくれるそう。とはいえ、早めに行きましょう。

サービス精神に溢れたお店です。人気店にならないわけがない!

年内にはまた行きたいです。

それではまた。

【2023年10月13日追記】
吉田社長が急逝されました。二郎赤羽店⇒◯二⇒富士丸と独自のブランドを築き、ラーメン界に多大な貢献をされました。ご冥福をお祈りします。

追加:ラーメン富士丸・西新井大師店の記事
≫『ラーメン富士丸西新井大師店は行きにくい?待ち時間短くオススメです

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