今回、妻と娘、妻の友人と4人でベトナムのダナンに行きました。
娘は先日生後6ヶ月を迎えたばかりの赤ちゃんです。
今回の記事では、乳児を連れた旅行について注意点などをお伝えします。
不安はもちろんあります
ひとり旅、ふたり度は経験してきましたが、乳児を連れての旅行は初めてのことです。
ベトナムに行くことを友人・同僚に話すと、
「えー!?だいじょうぶ!?」
と驚かれました。
たぶんこれが普通の反応だと思います。
乳児がいることで旅を諦める方もいらっしゃるかと思いますが、この記事を読んで子どもがいても旅行に行けるかもと思う人がいたら嬉しいです。
歩き回らない乳児は幼児よりも旅行しやすい
実際に旅行してみると、そこまで大変ではありませんでした。
準備などが大変で、そこは妻がしっかりやってくれたので道中や衛生面は日本より少し多めに気を配るほどです。
交通面については常に抱っこ紐で移動しましょう。1,2歳の幼児の場合はめっちゃ大変です。うちも子供が幼児であれば東南アジアは選んでいなかったかもしれません。
もっとも気をつけないといけないのは、脱水症状などでしょう。このあたりについては後ほどご説明しますね。
本記事の流れ
- 部屋予約
- 手続き
- 準備物
- 飛行機
- 街中
旅の準備1・部屋予約編
今回部屋はエアトリで予約しました。成田⇔ダナンの航空券
(子供の旅費含む)
ホテル3泊
合計145,000円(税抜き)。
ハイシーズンではないですが、雨季でもないので、年間でいうとミドルクラスの価格帯の時期です。
もっと安い部屋にしてもよかったのですが、僕の寝相が悪く、別のベッドで寝ることを考えて、大きめのベッドにしました。
クイーンサイズ(妻と娘)、二段ベッド(僕)がある大きめの部屋にしました。
お風呂
ホテルのグレードによりますが、海外のホテルではシャワーだけというところがよくあります。
乳児をお風呂に入れるならバスタブがあるほうがいいですよね。
ただし、必須ではありません。シャワーだけでも2人なら大丈夫てます。夫婦で旅行するなら1人が先に身体を洗い、次に子供を抱っこして、パートナーに洗って流してもらうこともできます。
あぐらを組んで子供を縦方向に寝かせます。一人でも入れますが、妻に手伝ってもらったので素早く終わりました。
電子レンジがある部屋がよい
乳児ですから、衛生面への注意が必要です。
ふだん哺乳瓶を熱湯で煮沸消毒をしている方は、大変ですよね。
ホテルのラウンジなどの共有部分にレンジがある場合はそこを拝借しましょう。5分ほどなので、ホテルに伝えれば問題ないかと思います。
我が家では子供が産まれた時からCombiの除菌じょ〜ずを使っているので、それをスーツケースに入れて持って行きました。
600Wで5分に設定すればあとはチンするだけ。
旅の準備2・手続き編
まずは手続きから。
赤ちゃんのパスポート
お家で撮った写真でOKです。壁に座らせて(うちの場合は座れないので壁に立て掛けて)、スマホで撮った写真を印刷して役所に提出しました。
子どものパスポートの有効期限は5年間です。
(ふと。4歳まで使えるわけですが、区別つくのかなと思いますが、それはおいといて)
航空券、チケット
航空券は、「3歳未満」かつ「親の膝に乗せられる大きさ」であれば、とても安いorタダです。
国内線は無料ですが、国外線は有料ですが1/10くらいの料金です。
航空会社によって変わるかもしれないので、ホームページをチェックしましょう。
座席の確保
三列シートを夫婦で取る場合、真ん中と通路がオススメです。お母さんは真ん中に、お父さんは通路側に。
飛行機は揺れるので、お客さんが体勢を崩して寄りかかってくることがあります。なので、常時は真ん中のシートにいて、泣き始めたりした場合は、通路側のお父さんがあやしたり、機体後部のスペースに連れて行くのが良いです。
フリー座席の場合は、一応子どもづれの乗客を優先してくれるようですが、早めに予約すれば問題ありません。後述する授乳とも合わせて、早めに空港に着きましょう。登場時間の2時間前が良いです。
旅の準備3・持ち物編
思った以上に大変なのはここです。妻が頑張ってほとんどの準備をしてくれました。
準備物一覧
意外と多かったので別記事にまとめました。
関連記事:『乳児との海外旅行に必要な準備物一覧』
旅行前に作ったリスト
荷物はこんな感じに。80Lスーツケースの3/4が娘のためのグッズで占められています。
(実際には結構余ったのですが)
なるべくスーツケースは夫婦で一つにまとめましょう。というのも、一人は必ず両手が空いている方が子供がぐずった時などに対応できますから。
旅の準備4・飛行機編
飛行機の中でなるべく長く寝させるために準備が必要です。
空港についたら
空港には早めに着くのが良いです。登場時間の2時間前とか。
そこで一回授乳・ミルクをあげましょう。そうすればちょうど離陸時にまたお腹が空いてきます。
出国審査
これはあっけらかんとするほど簡単でした。まあもし僕が人形を抱いていてもバレなかったのではないかというくらいすっと終わりました。
最近は装置で顔認証で出国手続きできるようですが、子供がいる場合は通常の出国手続きになります。
https://gifmagazine.net
飛行機に乗り込んだら
飛行機についたらまずは落ち着かせましょう。
離陸時にミルクをあげましょう。ミルクを飲めば耳抜きできます。そしてそのまま寝かしつけましょう。
ただし、飛行機はハッチが閉じてからもなかなか出ないことがありますので、飛行機が動き出してから準備始めても遅くはありません。
オムツ替え
基本的に飛行機のトイレにはオムツ替えの台が備わっています。
夫婦で行っている場合には、1人が替えて、もう1人がトイレのすぐ外でサポートしましょう。
2〜3時間ごとに休めるような日程を組みましょう。
旅の準備5・街中編
衛生面
これは正直特別気をつけることはありません。
お風呂に入れるときに口に水が入らないようにするとか。
あとは外ではものに手を触れさせないようにしましょう。
高温多湿に注意
東南アジアは年中暑くて蒸し暑いです。日中は38℃くらいの気温になっていて、街中には誰もいませんでした。現地の人も昼間は屋内でのんびりしているようです。
水分補給しっかりしましょう。麦茶、ミルクはこまめに。
移動中はセンスや手持ちファンで仰いであげましょう。冷えピタを首とおでこに貼りました。
日焼け止めもしっかり塗りましょう。あとは赤ちゃん用の麦わら帽子がオススメです。
蚊に注意
東南アジアでは蚊に注意です!
虫よけスプレーを塗って、服にはレモングラスステッカーを貼っておきましょう。
これのおかげで娘は全く蚊に刺されることはありませんでした。
さきほど紹介したものは、日焼け止めと虫除けを兼ねてます。
タクシーを活用
ベトナムでは初乗り50円、1kmごとに50円なので、500円もあればどこでも行けます。
バスは高温なので、必ずタクシーで移動しましょう。
授乳のタイミングで行動を計画しよう
まずは紙にどこに行きたいかを決めます。
まとめ
重要なことは漏れなく書きました。何がご質問があれば、お気軽にお問合せフォームからご連絡ください。
赤ちゃんとの旅行は常に赤ちゃんの体調が優先です。旅行を楽しむのは親ですが、子供の体調を最優先です。
そういう意味でも親も海外旅行に慣れていない場合には、東南アジアはお勧めしません。
まだ海外に行ったことがなくて乳児を連れて旅行に行く場合には、ハワイ、グアム、サイパンなどが良いです。
親のエゴですけども
まず前提として、子どもは旅のことは何も覚えていません。親のエゴです。でもね、親のエゴで何が悪いのかって話ですよ。
開き直りです笑
子供ができたからと言って、全てを子供基準で進める必要などないというのが僕の意見です。
物心つく前に行っていた場所
覚えていないとしても、物心ついてその旅の話をすれば、娘が大きくなったときにベトナムに興味を持つのではないかと思います。
自分が乳児のときに行っていた国って気になりませんか? 僕なら大人になって自分で行ってみたくなりますから。
この記事が、これから乳児を連れて旅行に行く人のお役に立てれば嬉しいです。
コメント
こんにちは。すごく参考になりました。ありがとうございます。私は、ベトナムの男性と結婚していて、今、妊娠しています。今年の年末年始に5ヶ月になっているくらいの赤ちゃんも一緒にベトナム(ホーチミン)の旦那さんの実家へ帰ります。その時に、実家は冷たいシャワーなので、赤ちゃんはどのようにしてシャワー(お風呂)をしたらいいか迷っています。実家の方たちも水は飲まない方がいいよ、と言ってるので、なるべく赤ちゃんにはミネラルウォーターにしようと思います。
コメントありがとうございます。妊娠されているのですね。おめでとうございます
シャワーのヘッドは伸びますか? 伸ばして手元で調整して、顔にかからなければ飲むことはないですよね。僕はあぐらを組んで、三角にした片側の脚に子供を寝かせて洗いました。
とはいえ、5ヶ月ぐらいであればベトナムとはいえ冷たい水は辛いはず。ぬるま湯をタライに張って、手で掛けながら洗うのはいかがでしょうか?
あとは、「豪に入れば郷に従え」でいくのがよいかなと。向こうのスタイルでやってしまう。いろいろ心配はあるかと思いますが、そんな危険なことってないと思います。顔にかからないようにだけ気をつけて、あとは向こうのご家族とコミュニケーション取って、やり方に従う方がいいですね。毎日のことなのでストレスない方法でいきましょう。