サラリーマン生活3年目。就職する1週間前まで冬山での狩猟を計画していました

ビジネス戦略・営業

どうも、サラリーマン”も”やってるブロガーのノブトウです。

会社に入ってちょうど2年が経ちます。

友人から、「お前は絶対に会社員つとまらないからw」とか、「上司と喧嘩しても手を出すなよ」とか、いろいろ脅されました。

奥さんからも、まるで不登校の子を諭すように「本当に毎日会社に行けるの?大丈夫?」と、ずいぶん心配されました。

なんとか紆余曲折を経ながら、2年勤めることができました。現在も順調で毎日楽しく仕事をしています。

こうして二年経った今でも、地元の友人と話して仕事のことを訊かれて「会社で働いているよ」というと、「マジで?」と驚かれます。

現在、学習塾の運営、数学の教務、他にも色々と仕事に手を出していますが、(一応。曲りなりにも)サラリーマン中心の生活を送っています。

僕が就職をしなかった理由

僕は学生時代、学校という組織にほとんど馴染めませんでした。中学時代はよくサボり、高校時代は不登校。

「大人になったら自由に生きたい」、そう思って30歳まで好き勝手して生きてきました。

僕の周りに生き生きと仕事をしている会社員がいなかったというのも大きな理由です。

みんな愚痴っぽいし、会社で働くというのはよほどつまらないものなんだろうなと思っていました。

というわけで、就職活動もせず、自分でビジネスを起こしたり友人・知人のビジネスをサポートしたり、とても自由に生きてきました。

気ままに海外に行ったり、小説書くために通信を経ってこもったり、そういう自由な生活はサラリーマンではできなかったでしょうから。

組織に合わないと思った点

・自分の主張をどんどん通そうとする

・本音と建前の使い分けができない

・納得できないことは基本ノーと答える。やるべき理由を納得いくまで相手に訊く

・朝起きられない

・通勤電車が嫌い(好きな人はいない)

・いい年してビジネスマナーが身についていない

自分でも思いますが、こういうタイプは就職しない方が社会のためです。

いまだに社内ではキワモノ扱いされますが、理解ある経営者・株主、仲間に支えられて営業部とマーケティング部の統括を担っています。

きっかけは突然に

仕事に誘われたのが2016年8月26日、初めて出社したのが9月1日。

1週間も経たない間にサラリーマンになりました。

タイムマシンで過去に遡り、2年6日前の自分に「お前はもうすぐ就職する」と言っても信じないでしょうね。

突然の電話

きっかけは、10年以上も前に地元岡山でお世話になったNさんから突然の電話。

「今ベンチャー企業で仕事を請け負ってんねんけど、仕事が多すぎて困っとんねん。誰かええ人おらんかな?」

「探してみます」と答えたものの、東京にいる友人はちゃんとした企業に勤めていたり、起業したりで、誰も見当たりませんでした。

そのころの僕

東京に来てから一年半近く仕事をしておらず、資格試験に手を出したりしたものの結果が出ず、ぼんやりしていました。

ただ、ぼんやり。勉強して、本を読んで、飼い始めたばかりのワンコと遊ぶ。

付き合って2年になる彼女がいて、しかも同棲中。お互いいい年だし、そろそろ結婚についても考えないといけない年頃。

さーて、どうするか。でもまだ仕事はしたくない。

無職をいいことに無謀な計画を立てる

と、多少の不安は抱えつつも呑気で自由気ままに生きていました。

当時の計画では、2016年の冬に山ごもりチャレンジを行う予定でした。

友人に勧められた村上龍の『愛と幻想のファシズム』影響を受けました。冒頭は、主人公が狩りをする場面から始まります。

「俺も狩りがしたい」と思い立ち(ほんと単純)、次の日には渋谷のジュンク堂で登山、狩猟関係の本を漁りました。

たまたま読んだ『サバイバル登山入門』という本の中に

本当に「やりたいこと」に関して、人はやめる理由など探さない。どうすれば成し遂げられるだろうか、という方向から考える。もし死のリスクが含まれているなら、そのリスクを許容できるかどうか、あるいは、どうすればリスクを許容範囲まで減らせるかーーそれが考え方の方向性だ。

という一節があり、僕もチャレンジしようと思いました。

この本には実際に、シカ、イノシシなどの撃ち方・捌き方が書いてあります。

以前僕は海外にいた頃に豚の屠殺場で働いていたので、自分にもできるはずだと思いました。

単純ですね。ほんと。

さらに、『サバイバルゲーム MAN VS WILD』のDVDを見て、ベア兄貴(主人公の怪人)から自然といかに対峙するかという精神を学びました。

というわけで、2016年の8月は、冬に三ヶ月山ごもりするために、猟銃免許の取得と山登りのトレーニングを始めるところでした。

(僕は以前イスラエルの軍隊に入っていたことがあり、ライフルの扱いには慣れていました。この話は別の機会に)

着実に冬ごもりの準備をしていたが

そんなタイミングで、Nさんからの電話。

周りにいい人はいない。かと言って僕は一般のビジネススキルはない。でもベンチャーなら走りながら身につけても許されるのではないか?

これはチャンスかも・・・。

冬山にはいつでも行けるし、猟銃の免許もいつでも取れる。

でもベンチャーに参加できることなんて滅多にないんじゃないか?

起業にも憧れがあった

いつかベンチャーを立ち上げようと思っていた

サイバーエージェント・藤田晋氏の『渋谷で働く社長の告白』を読んで、法人(会社)を起こして、メンバーを募って、いろんなことを走りながら考えてみたいということを考えていました。

なんでも影響を受けやすい僕です、はい。

会社を作るには、営業力、ノウハウ、メンバー、人脈が必要です。

よくビジネス書に「コネなし、金なし、スキルでも起業できる」といったタイトルの本があります。

僕も自分の体力で生きて来たので、その通りだと思います。

しかしながら、拡大・成長していくには、金もコネも何でもあったほうがいいし、それを育てるスキルもあった方がいいに決まっています。

それをどの段階でも持つかの違いです。

当時の僕は資金はそこそこ持っていましたが、一番大切なノウハウや人脈やスキルがどれも欠けていました。

これはチャンス。

当時の計画では個人事業主として何かを始める予定でしたが、ガバナンスについては全くの無知。

これはいい修行に違いないと思いました。

僕の人生の中でも今の会社に就職したことは最大の転換点になるでしょう。

いい人見つからなかったので僕はどうですか?

というわけで、Nさんに電話して、「僕はどうですか?」と聞いてみました。

役割としては、営業、事務、コンテンツ制作など。つまりほぼ全てです。

Nさんからは「必要な金は出す。ただし、文句言わない奴。有給休暇がどうとか残業時間にごちゃごちゃ言わない。欲しい分の金は出すからその分成果を上げてくれる奴を探してる」

ホワイトな働き方が求められている時代にこんなことを言っていたら誰も来ないわけですが、立ち上げて初期の段階にあるベンチャーが大企業に求められている働き方なんて真似できるわけがない。

その二日後にはNさんに会うために奈良に行き、入社が決まりました。

当時うちの会社は社員が4人しかメンバーがおらず、僕は5人目として参加しました。

今は12人になり、この夏にはベンチャーキャピタル(投資会社)から資金も調達して、ますます事業の勢いが増しています。

僕も会社の成長に見合うように自分の成長を加速させなければなりません。

あっという間の二年ですが、まだたった二年かという気持ちもあります。

会社員は確かに不自由な部分もありますが、チームで動くことのメリットもたくさんあります。

自分のビジネスも同時並行で進めていき、周りがみんなハッピーにしていきたいです。

せっかくイケイケのベンチャーのメンバーなので、公表できる範囲でどんどん情報発信していきたいです。

それじゃ、また。

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