海外旅行新論|海外旅行はもはや「必要」なものである

旅・移住のこと

僕の周りには一度も国外に出たことがないという人が結構います。

僕自身、25歳までまったく旅行に興味がなかったのですが、ある時から急に必要性を感じるようになり、気づけば24ヶ国を旅してきました。

なぜ旅行に行かなかったのか?

僕が旅行に行かなかったのにはさほど明確な理由はありません。

  1. 興味がなかったから
  2. お金がかかるから
  3. 海外旅行に行っている友人がリア充アピールにしか見えなかったから。
  4. あとはなんとなく(これ結構大きい)

一昔前は、旅行のメリットと言うと、「視野を広める」、「日常から離れて仕事の疲れを癒す」という曖昧or代替の効くものしかなかったのではないか?

しかし!そんな時代ではないです。今は違います。

日本以外の場所を肌感覚で感じることが、未来を生きる上で必要になってきます。

繰り返しますが、「行ったほうがいい」ではなく、もはや「行かないと危険」なレベルなんです。

『日常生活の調味料』としての海外旅行はもはや重要ではない。

僕がこの記事で主張したいことは、「日本の危うさに気づくために外に出よう!自分で計画を練って未知の世界に慣れる準備をしよう」です。

これに尽きます。

自己紹介:初めての海外ひとり旅で16ヶ国をめぐる


僕が何者かについて少し話します。

25歳まで地元・岡山県で過ごしました。実家暮らし。就職せず自分で商売をして、2011年(26歳)に事業を人に譲って秋にふらりとイスラエルに行きました。この時は経験も知識もありません。しかし、気づけば約1年イスラエルに住み着いて、そのままヨーロッパへ。

諸事情でヨーロッパには航路で。国外逃亡を図りました。(割愛)
≫関連記事:『世界一出国審査の厳しいイスラエルからギリシアに貨物船で脱出する方法【不法滞在経験者は語る】』

イスラエル在住期間には、パレスチナ、ヨルダン、エジプトに行き、その後のヨーロッパは13ヶ国ほど巡りました。

帰国してからも東南アジアを中心に旅に出て、最近では0歳の乳児を連れて東南アジアを旅しています。

≫関連記事:『乳児を連れて東南アジアを旅行する時の手続き・注意点5つ』

旅に関しては中級者と言えると思います。そんな僕の経験から、今こそ旅するべき理由をお話しします。

いまだに海外旅行を特別なことだと思う人が多いが、そんなことありません


先日twitterでこんな内容をつぶやいたら反響ありました。

tweet埋め込み:

興味あるけど情報を知らずに海外に出ていない人って、多いですよね。

もったいない。

日本から出たことがない人は、明日にでもパスポートを申請して海外に行くべき!

その理由をお話しします。

理由1:海外行くのに「お金がない」は理由にならない


もう誰でも海外に気軽に出られる時代です。

大人は当然。学生でも海外に出るのは簡単です。

一昔前には、大学の卒業祝いとして親からたっぷりお金をもらって友達と海外旅行に行く、というトレンドがありました。

もっと前は、学生が海外旅行に行くというのはそもそも普通ではなかった。

今では学生のバイト代1,2ヶ月分(5,6万円)程度の費用で旅行にいけます。

なぜそんなに安くなったのか?

LCCで格安で移動できる

先ほどのツイートの返信で「飛行機代は変わりませんよね?」と質問をいただきました。

いえいえ、逆です。旅行でかかる費用の中で航空券が一番安くなったのではないかと思います。

成田、羽田はもちろん地方空港でもLCCが増えました。

ここ5年ほど、LCCのみで移動しています。ちょっと狭いですが、深夜バスよりはだいぶ快適。僕は全く苦にしたことがないです。

上記以外にも、
・台湾…往復19,800円(2拍付き)
・ダナン…往復80,000円(リゾートホテル4泊付き)

関連記事:ダナンの歩き方・オススメスポット【はじめてベトナムに行く人向け】

ネットで安宿を当日に探せる

詳しい宿探しの方法はまた別の記事で書きますが、僕がヨーロッパを巡っていた当時(2012年)には、1泊1,200円の安宿を回っていました。

・Hostel booker

・Booking.com

他にもたくさん宿探しのサイトはあります。英語ができれば、現地のサイトでも予約可能です。

事前のツアー申込みは不要

旅行会社のパッケージツアーは、やはり画一的にならざるを得えません。全て行きたい場所を選べるわけではありません。
例えば、4カ所回るところがあれば、自分が行きたいところは1,2ヶ所くらい。

ネットを使えば、自力で、素敵な場所は見つけることができます。少しの英語ができれば現地のタクシーをチャーターして、一日回ることができます。

日本にいると気づかないのですが、日本のタクシーの運賃は他の国に比べて数倍高いです(物価を考慮しても)。

情報は今やあなたの手元にあります。旅行会社しか知らない、旅行会社を通さないと行けない場所なんてもうこの世界には存在しません。

理由2:諸外国の経済発展、日本の経済の停滞を知る

かつての海外旅行はレジャーでしかなかった

スノボ、海水浴、温泉と同様。日常生活のリフレッシュ。

でも、いまや海外に出かけることは、今後生きる上で必要なことになります。

なぜなら、すでに日本は衰退しているからです。。。

冒頭に言いましたね。では、数値で表してみます。

物価のグラフ

初めてタイに行ったのが2015年で、それから年一回のペースで訪問しています。バンコクを訪れるたびに、毎回違う都市に見えるくらい、道が整備され、高い建物が増えています。東南アジア諸国の伸びは日本の何倍も高いです。

日本の経済成長率は、なんと171位!(190ヵ国)。ほとんど誤差のような上昇率で進んでいます。

各国の経済成長率(%)

https://ecodb.net/ranking/imf_ngdp_rpch.html

ツイートの埋め込み:

日本にいてほとんど変化を感じないのは、別に毎日同じ場所にいるからではなく、日本が特に成長していないからです。
衰退していないよりはマシだけど、世界全体で見ると、どんどん経済発展しているので取り残されるのは目に見えています。

これまで日本は物価の高さを利用して、諸外国に旅行に行ってお金を落としてきました。しかし、そう遠くない将来には、外国人にお金を落としてもらうように接待が必要になります。

日本の変化のなさは、著しいのです。中にいると見えませんから、どんどん外国に行きましょう。可能であれば、どこかお気に入りの国を見つけたら定点観測をするのをおすすめします。

理由3:海外に出ないと得られない精神的な経験


僕があなたに海外に出ることを勧める一番の理由です。

仮想的な死

以前、こんなツイートをしました。
ツイートの埋め込み:

 

抽象的な表現ですが、
ひとは本来、もっと自由なのに、社会の中でしがらみでがんじがらめになっていませんか?
責任を負っているように見えて、実は限られたコミュニティの中だけのルールを自分の意思に反して盲信していないでしょうか?

ぽーんと一度、国外に出て行ってみてください。そこではあなたは何者でもありません。ちょっと寂しく思う気持ちも出てくるかもしれませんが、あなたは自由なのです。

日本に至って本当は自由であるべきなのに、これまでの常識を捨てることができていないのです。

「常識」なんてものは幻想だ

常識って、なんでしょう?

法律と決まって明文化されてもいない。捉え方だってみんなバラバラ。

思い出してください。常識という言葉が使われる時って、他者を避難する時ではありませんか?

「そんなの常識でしょ」

これって、根拠を示せないときに、『みんなそう言ってる。お前はわかってない』と言いたいだけ。

根拠なんてないんです。

みんなって、誰のことよ?

そんなルール、誰が決めたんですか?

世の中こんなことばかり。同じ国、同じコミュニティだけで生きていると、自分の周りの人たちが世界の全てになる。

そんなこと全くないですからね。

メールの冒頭に「お世話になっております」みたいな定型文なんて不要だし、気軽に離婚していいし、子供はベビーシッターに預けて大人は自由に自分の時間を過ごしていいし、大学卒業したからって就職しなくていいし。

あなたの周りのルールなんて、そこだけの話なんで。そこに縛られてネガティブな気持ちになる方がもったいないですよね?

月並みですが、世界は広い。本当そうです。僕もちょっとは知った気になっていますが、まだ知らないことばかり。

これからも旅を通じて常に自分に変化をもたらしていきます。

一緒に広い世界に出ていきましょう。

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